先日、チンチロリンを使ったメニューを提供していた居酒屋『串カツ田中』に行きました。
チンチロリンとは、サイコロの出た目に応じて、勝ち負けや掛けの倍率が決まるゲームです。
その居酒屋では、2つのサイコロを使い、以下の出た目に応じて、ハイボールの量や金額が変わるルールでした。
・ゾロ目(2つのサイコロの目が同じ)の場合には、飲み物が無料。
・ゾロ目以外で、合計が偶数の場合には、半額。
・ゾロ目以外で、合計が奇数の場合には、2倍量で代金も2倍。
で、半分お得、半分損(とはいっても、2回頼むのと同じだけ飲める)です。
しかし、今になって冷静に考えてみると、
単価(期待値)は、普通に注文するよりも高くなります。
確率から考えると、
・ゾロ目: 6/36 =1/6
・偶数: 18/36 =1/2 ※ゾロ目を除くと、12/36 =1/3
・奇数: 18/36 =1/2
仮に、ハイボール1杯360円として期待値を求めてみると、
ゾロ目(無料0円×1/6) +偶数(半額180円×1/3) +奇数(倍額720円×1/2)=420円
となり、1杯あたりの売上は、普通に提供するよりも、なんと60円(16.7%)も高くなります。
奇数の場合は、2倍量を提供しているわけですが、ハイボールの原価を考えると、圧倒的に利益が出ることがわかります。
※あくまで期待値です。
もちろんサイコロがどう転がるか、は運次第ですが、
飲んでる席で、こんな冷静なことを考えることはないので、、、
みんなでワイワイと、ゲームをして盛り上がるので、期待値なんか気にせず、飲んでしまいますね。
実際、一人あたりの支払額が、想定よりも+500円くらい高かった感じでした(笑)
飲み過ぎだし、運がなさすぎだよ・・・