小規模事業者持続化補助金で、店舗の内装をリニューアルしたい、という計画を目にすることがあります。
工事費は補助対象になっていますし、採択事例もたくさんあるので、取組内容自体に問題はありません。
今回指摘をしたいところは、内装を変えたことがいかにして販路開拓、売上に繋がるかが示されていないという点です。
悪い記載例
店舗の内装を変えます
↓
来店客が増えます
↓
売上が上がります
というロジックで計画書を作ってくる事業者様がいらっしゃいます。
内装を変えただけでは、外からは誰も気がついてくれませんので、来店客増加にはなりません。
考えてみると当たり前なのですが、いざ計画書に書いてみると、意外とこのような抜けた内容になってしまうことが多いのです。
改善例①
店舗の内装を変えます
↓
店舗の内装を変えたことを、●●を使って知らしめます
↓
来店客が増えます
↓
売上が上がります
サービス業のような、もともと購買率(来店者に占める購買者の割合)が高い場合は、これでもOKだと思います。
小売業のように、内装を変えただけで、これまで買ってくれなかった人が突然買ってくれるようになる、というのは、審査員が『?』に思うポイントです。
その場合は、
改善例②
店舗の内装を変えます
↓
店舗の内装を変えたことを、●●を使って知らしめます
↓
来店客が増えます
↓
来店客に対して、●●を使って購入を促進させます
↓
売上が上がります
というような来店に繋がる流れ、購買に繋がる流れ、を意識することで、売上に繋がる、計画達成が現実的だ、と審査員に判断をさせることが重要となります。