融資を受けたいんだけど、、、、というご相談を受けた時に、私がご提案する順番をランキング形式でご紹介します。
第5位 ノンバンク
ノンバンクは、銀行ではない(預金業務がない)貸付だけを行う金融機関です。
クレジットカードを発行する信販会社や、信頼性の高い銀行系カードローン会社、ビジネスローン会社などのことです。
ノンバンクからの借り入れは、金利が高く、融資の額も低いのが一般的です。
さらに、ノンバンクからの借り入れは、金融機関からみて、企業の信用を落とすことになります。
※私はあまりオススメしていないので、支援実績はありません。
第4位 民間金融機関のノンバンク保証付融資
保証付融資では、2位に紹介する信用保証協会が一般的ですが、ノンバンクからの保証を付けることもあります。
保証協会では保証できる借入枠に上限がありますので、借入枠を補完すると考え、優先順位は4番目としています。
第3位 政府系金融機関
日本政策金融公庫、商工中金などが、政府系金融機関と呼ばれます。
低金利であることが特徴で、民間の金融機関や信用保証協会の審査に比べると、審査が早く借りやすい、とは世間では言われています。
私もそのとおりだと思います。
創業融資でご紹介するケースが多いのですが、審査のスピードや500万円くらいまでの融資でしたら、とりあえず日本政策金融公庫をオススメしています。
しかし、中長期的に見ると、政府系金融機関は、あくまで民間金融機関を補完する位置付けであると考えます。
政府系金融機関だけでなく、民間の金融機関とお付き合いをしておくことが、長期的な経営サポートや臨時の資金調達も期待できるようになります。
第2位 民間金融機関の信用保証協会保証付融資
保証協会が保証人になることで、金融機関が貸しやすいようにすることです。
金融機関の審査に加えて、保証協会の審査も必要となりますが、金融機関のプロパー融資に比べると信用保証協会の保証付融資の方が通りやすいと言われます。
保証を付ける場合、金融機関と保証協会のそれぞれで審査が行われますので、申し込みから決定、実行までに時間がかかってしまいます。
制度融資と呼ばれる、都道府県や自治体も絡めた場合、さらに審査に時間がかかってきます。
第1位 民間金融機関のプロパー融資
プロパー融資とは、金融機関が単独で行う融資です。
つまり、事業者が返せなくなった場合のリスクを金融機関自らが追う、ということです。
ですから、金融機関としては、慎重にならざるをえないため、審査が厳しくなります。
創業したての頃が代表例ですが、金融機関としても警戒をせざるを得ないため、保証協会の保証付融資や、政府系金融機関の融資だけ、というケースが多いです。
(表現が適切かわかりませんが)プロパー融資を受けられるくらいの優良企業、金融機関側から「借りて欲しい」と言われるような企業を目指してもらいたいと思います。
ですから、今後融資を獲得したい、という事業者様には、中長期的な視点を見据えて、プロパー融資をご提案しています。