飲食店や居酒屋に行くと、多くの人が頼むメニューがあります。
- ハンバーガーセット(ハンバーガー+ポテト+ドリンク)
- 焼き鳥盛り合わせ
- 刺し身の盛り合わせ
さて、これらのセット商品は、ハンバーガー、ポテト、ドリンク、焼鳥ではねぎま、皮、刺し身ではマグロの刺し身、カツオの刺し身、のように、いずれも単品でも販売しているものです。
しかし、単品商品がいくらで、セット商品だったらいくらお得になるか、、、なんて計算してから頼む人はどれくらいいるでしょう?
実は、この行動。
「人は比較をしたがるにも関わらず、たくさんの選択肢があると、ややこしい選択は避け、デフォルト(何もしないでいい初期設定)を選ぶ」という人間の特性なんですが、行動経済学に基づいているのです。
何も考えずに選ぶ選択肢
居酒屋メニューでいうところのデフォルトが、焼き鳥盛り合わせ、刺し身の盛り合わせです。
デフォルトがあることによって、選ぶのが楽だし、この商品がオススメなんだろうな、と考えてしまうのです。
この考え方は、居酒屋、飲食店だけにとどまりません。
あなたの提供している商品やサービスメニューも、単品商品をデフォルトに見せるのではなく、セット商品をデフォルトにすることはできませんか??
セット商品の販売メリットとしては、高単価商品ですから客単価アップ、もし利益商品であれば、利益額アップが期待できます。
断られにくくなる選択肢
お客様アンケートなどでも活用できます。
通常は、「DMをご希望であればチェックをしてください」のようなチェック欄があり、チェックをしてもらうようにしています。
デフォルトの考え方を活用すると、
すでにチェック欄には、チェックが初期設定で入っており、「DMが不要な方はチェックを外してください」とするのです。
この違いだけで、
【チェックなし】から【チェックあり】を選び顧客リストを手に入れるよりも、
【チェックあり】をデフォルトとし、【チェックあり】のままのにしてもらう方が、よい結果が出るのです。
騙しているわけではなく、文章の印象を変えているだけで成果が変わってきます。
行動経済学って面白い!!!