法人であっても、個人であっても、事業をするうえでは、所得税、住民税、消費税、固定資産税・・・などの税金を納めなければいけませんね。
そして、税金はまとまって納めることが多いため、その資金準備に苦労される事業者様が多いです。
なかには、納税時期に手元に資金がなく、金融機関に駆け込む(融資を依頼する)事業者様もいらっしゃいます。
納税資金に苦労されている事業者様におすすめしたいのが、定期積金という商品です。
また、納税資金は、普通口座に毎月入れている、ということであれば、なおのこと、定期積金がおすすめです
定期積金(ていきつみきん)とは
一定期間、毎月の一定期日に、一定金額を積み立てて、満期日に給付金を受け取れる金融商品です。
経済的にみれば貯蓄方法の一つですが、定期預金などとは法律的に異なるとのことで、受取る利子は「給付補填金」と呼ばれ、税法上「利子所得」とはみなされず、課税対象とはならないようです。
メリット①毎月確実に貯蓄できる
口座引き落としでも、金融機関担当者に直接手渡しをするということでも
毎月の一定期日に、一定額を積みたてます。
貯金が苦手な方でも、手元にお金があるうちに、納税資金を確実に積立口座に入れることになります。
メリット②融資審査でプラスになる
融資を受けたい、と思ったときに、いきなり金融機関に行って貸してくれるものではありません。
決算・財務状況、今後の事業への評価のほかに、過去の取引実績も重要な判断基準になります。
金融機関に、単に口座を持っている、現金の出し入れをしている、では、取引をしているとはみなされません。
その点、定期積金は、毎月の積み立て実績が残り、
もちろん金額の大きさによりますが、融資審査で多少のプラスに働くことが期待できます。
仮に、300万円ほどの消費税の納税予定がある場合は、
3月を満期として、毎月25万円を積み立てることで、
納税のタイミングで資金がありますし、
毎月25万円を積み立てるだけの財務状況、経営に対する計画性、が評価されることになります。
メリット③利率が高い・・・?
前述のとおり、定期積金の利息は、「利息」ではなく、「給付補填金」と呼ばれます。
現在の国内金融機関では、利息を期待することはできません。
定期積金であっても、利率アップの措置がある金融機関もありますが、微々たるものです。
メリットとまでは言えません。。。
納税資金用の定期積金を紹介
積金を取り扱っているのは、主に信用金庫や信用組合などです。
東京信用金庫 スーパー積金
私が利用しているのは、最寄りの東京信用金庫の商品です。
その他、いくつかネット上で見つけてきたものを抜粋してみます。