本日2月18日に、平成30年度補正予算 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の公募が開始されました。
ものづくり補助金 概要
生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の一部を補助する制度
○一般型
上限1000万円 下限100万円
補助率1/2
機械装置費、技術導入費、運搬費
専門家経費、クラウド利用費が補助対象。
補助事業期間:交付決定日〜12月27日
○小規模型
上限500万円 下限100万円
補助率1/2(※小規模事業者は2/3)
機械装置費、技術導入費、運搬費
専門家経費、クラウド利用費の他に
原材料費、外注加工費、委託費、
知的財産等関連経費、が補助対象。
補助事業期間:交付決定日〜11月29日
補助率アップ要件
補助率1/2から、2/3へ上げるためには
- 小規模型に応募する小規模企業者
- 経営革新計画の承認
- 先端設備等導入計画の承認
審査の加点要件
審査で加点を獲得するには、いくつかのやり方があります。
法令に基づく計画の承認・申請
代表的な加点要件では、
下記4つの法令に基づく計画の承認・認定取得のうち、
いずれか1つを満たしていれば、加点されます。
- 先端設備等導入計画の認定
- 経営革新計画の承認
- 地域経済牽引事業計画の承認
- 経営力向上計画の認定
賃上げ
- 総賃金の1%賃上げに取り組む企業
小規模企業者
企業規模が小さな企業に対する加点として、
- 小規模型に応募する小規模企業者
- 常時使用する従業員が20人以下の特定非営利活動法人
クラウドファウンディングの達成
平成30年2月19日から応募申請日までの間に
購入型クラウドファウンディングで
- 目標金額以上の支援金額を期間内に達成
- 100万円以上の支援金額を期間内に達成
※加点要件に、今回新たに追加されました。
被災企業
- 平成30年北海道胆振東部地震により直接被災または売上減の間接被害を受けた企業
1次公募での締切は2回
1回目の締切は2月中に締め切り、年度内に採択を決定する
という事前の予告どおり、
締切は2月中に設定されました。
予想外だったのは、
1次締切の期日が2月23日(土)消印有効
と、公募日を含めて6日間しかない、ということ。
2次締切は5月8日(水)消印有効となっています。
1次締切に応募して不採択だった場合のリスク
1次締切に応募して不採択だった場合、2次締切までに再応募や内容修正をすることはできません。
ただし、2次締切を辞退しない限り、
2次締切にも自動的に審査されることになります。
チャンスは2回あると捉えるか、
1度出してダメだったポイントが修正されないまま、2次でも審査されるので、
1次と同じ理由で不採択になる可能性が高いのではないでしょうか。
早めの締切の方が、申請企業も少なく、予算もあるなかで審査されるので、
採択される件数(割合が多い)=採択率が高い
と言われていますが、
6日間しかない、となるならば、焦って準備するよりも
5月の2次締切に照準を合わせて準備していくべきだと考えます。
その他、変更点など
申請書ページ数の制限
応募申請書は、様式1・2合わせてA4用紙計15ページ(別紙含む)までといたします。
という記載が新たに追加されました。
ものづくり補助金は必然的にページ数が多くなりますから、審査する側も大変なんでしょうね・・・
事業計画書は、必要な項目は漏らさず、端的に要点をまとめることが必須です。
クラウドファウンディング加点の追加
上記のとおりです。