ホームページ、スライド、動画、簡単なアプリ。かつては外注するしかなかったものが、AIで自分の手元から出せるようになりました。
ここで考えたいのは、その先です。全員が作れるようになったとき、何で差がつくのか。
価値は、工程の両端に寄っていく
製造業には「スマイルカーブ」という考え方があります。企画と販売の両端は利益率が高く、真ん中の組み立て工程は薄い。グラフにすると笑った口の形になるので、その名前がついています。
いま起きているのは、これと同じ構造です。真ん中の「作る」が誰にでもできるようになるほど、価値は両端に集まります。
片方の端は、何を作るかを決める力です。 誰に向けて、何を出すのか。AIは作る作業を引き受けてくれますが、何を作るべきかは教えてくれません。
もう片方は、届ける力です。 作ったものを、必要としている人の目の前まで運ぶ。知ってもらい、使ってもらうところまでが「作る」の一部です。
60点から80点は、もう全員が出せる
全員が同じAIを使えるということは、全員がそこそこの品質のものを出せるということです。作れること自体は、もう強みになりません。
実際、ホームページを1日で作れる会社と、外注に1か月かける会社の差は、以前ほど大きくありません。差が出るのは、そのホームページで誰に何を伝えるかを決めた部分と、公開したあとに人を連れてくる部分です。
作り方を覚えることに時間を使うより、この両端に時間を回したほうが、これからは効きます。
▶ AI活用マップ|コラム:誰でも作れる時代に、価値はどこへ移るか
実際の作り方のカタログは、AI活用マップ本編にあります。
