採択事例から考える小規模事業者持続化補助金

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当補助金がスタートした2014年、記載事例にトイレ改修が取り上げられていましたので、トイレ改修の応募が多かったそうです。
何が補助金に使えるかわからないけれど、自社も当てはまる参考事例から、「右に倣え」で応募する事業者が多い、ということです。
実際に、採択された3147件のうち66件(約2%)が、事業計画名にトイレというキーワードを使っていました。
参考:2014年5月採択者一覧
年配者の来店が多い飲食店が再来店をしてもらうために、お店のマイナスイメージとなっていた和式便器を洋式便器にすることで、シニア客の滞在時間アップ、リピート率アップ、売上アップを図る、というようなストーリーでしょうか。


以下に、これまで私が支援してきた約50者の採択事例をいつくかご紹介していきますので、こんな経費も対象になるのか、、、と参考にしていただければと思います。

ホームページ制作

やはり多いのは、HPを作りたい、という事業者です。
・自分で作ったHPは使い勝手が悪かったり、見た目がイケてなかったりするので、プロにリニューアルを依頼したい。
・新サービス告知のために、ランディングページを制作する
・Web広告(リスティング広告、FacebookなどのSNS広告)によって、アクセスを増やしていく
・ECサイトを制作し、新たな販路とする

新たな設備の購入

新商品開発に伴い、新たな設備を買いたい、という事業者も多いです。
以下はいずれも飲食店の事例ですが
・蕎麦打ち機を購入し、日本酒とお蕎麦のお一人様用セットメニューの提供する
・真空パックの機械を購入し、保存できるオリジナル商品を提供する
・新型のオーブンに入れ替え、生産効率を上げ、提供メニューの焼きムラをなくす
というような事例がありました。

店舗改装

外注工事の事例も多いですね。
・商品を展示できるショールームとするように事務所改装を行い、営業力強化を図る
・固定された壁を取り壊して可動式の壁として、新サービスを展開する
・キッチン内のレイアウトを変更や棚の造作により、作業動線を改善して、作業効率アップを図る
・看板設置や外壁の塗り直しによるイメージ刷新

展示会出展、自社説明会の開催

・展示会に出展し、自社サービスの認知度を向上させる(出展料、設営費用、配布物等の制作費)
・自社で企画するサービス説明会の開催(会場代、広告費用、配布物等の制作費)

採択者とテーマ一覧

以下に、2016年7月発表分の採択者一覧URLを掲載します。
日本商工会議所管轄分
全国商工会連合会管轄分
もしかすると、お近くのお店、知り合いの会社、競合店が採択されているかもしれませんよ。

事例を参考に、自社での補助金活用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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