ポイントカードを発行している主な目的は、以下の3つだと思います。
・顧客情報の入手
・再来店の促進
・顧客の囲い込み(リピーター)
ただし、顧客情報を活用できている小規模店、個人経営店はほんの一部です。
日々の営業に時間を取られてしまう経営者にとって、顧客情報の活用は難しく、チェーン展開してスーパーバイザーのような人材がいなければ、顧客情報の分析・活用とまではならないでしょう。
個人経営店のような小規模店舗では、まずは、売上に直結する再来店、リピーターの獲得が重要になってきます。
そこで今回は、先日もらったTSUTAYAのスタンプカードを例に、
新規のお客様がリピーターになるまでの再来店が促進される取組みに着目してお伝えします。
上記画像は、先日TSUTAYAでもらったスタンプカードです。
1回利用でスタンプが1つ付き、スタンプ3つで特典がもらえる、というものです。
新規のお客様がリピーターになるまでの初期段階で使う販促品としてオススメしたいのは、まさに3回利用で特典を付けるスタンプカードです。
あなたの店舗のポイントカードやスタンプカードは、どのくらい利用で特典をつけていますか?
私の財布には、
・10回来店でラーメン1杯無料のラーメン店
・10Lで1ポイント、15ポイントで5円引きのガソリンスタンド
・500円で1ポイント、500ポイントで500円として利用可能なドラッグストア
のポイントカードやスタンプカードがありました。
10回、20回の利用だと特典もわりと大きな金額相当になるでしょう。
しかし、途中で諦めたり、貯めることに疲れてしまったりして、ポイントカード(特典)が集客につながらないケースがあります。
大きな特典のためにポイントを貯めること自体が好きな人もいますが、ここでは小さな特典を早くもらえるようにすることで、再来店してもらうことを意識します。
10回来たらラーメン1杯が無料、ではなく、3回来たら50円トッピングをおまけ、のようなことです。
3回で特典がもらえる場合、ゴール(特典がもらえる)が近くなりますので、2回まで押した方なら3回目の来店率は極端に高まります。
特典がもらえる3回までの間が、新規客がお店のファンとなってもらえるチャンスです。
新規客が3回来店されたら、お店の特長をある程度理解したリピーターになった、といってもよい段階です。
4回目以降は、お店本来の魅力で集客できることが好ましく、3回の間に、きちんとお店のファンになってもらえることが重要です。
本来のリピーターにも3回ごとに特典を付けてしまうと、お店の負担が大きくなってしまいますから、4回目の来店(2枚目発行)以降は、VIPカードの導入や、押す数の多いポイントカードに切り替えてかまいません。
その際に、顧客情報の入手のSTEPに進まれてもよいかと思います。
これからポイントカードやスタンプカードの導入を検討されているお店、ポイントカードの仕組みを変えたいお店は、ぜひ参考にしていただき、取り組んでみてください。