補助金採択後に多発する不支給事例

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小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金の採択発表を待っている方が多く、なぜか当ブログへの検索アクセスが増えています。

いずれの補助金も、当初の発表予定から遅れていますね。
小規模事業者持続化補助金の採択発表は金曜日であることが多いので、今日21日の発表がなかったということは、おそらく28日になることでしょう。。。


さて、採択発表の前に、先にお伝えしておいたことがよさそうなことがありましたので、投稿をしておきます。

それは、補助金は採択されたあとが大変、だということです。

そのため、以下のような理由から、補助金をもらうことができなかった報告が後を絶ちません。

事務手続きが大変で、完了報告をやめてしまった

特に、本業が忙しいことを理由に、辞退をされる事業者が多いです。

完了報告時には、見積書や契約書、納品書、請求書、支払証拠書類、事業実施の証拠(写真、リストなど)のように、取引や実施の状況を示す書類の提出が求められます。

普段の取引では、あまり意識しないような書類の提出が求められるため、事業を行っている段階から、予め準備を進めておく必要があります。

事後に揃えようとすると、なくしてしまった、業者が対応してくれない(業者の対応が遅い)、過去の証拠が取れない、などの事態になり、揃わない、ということもあります。
費用項目が多ければ多いほど、この準備が大変で、細々とした事務手続きに嫌気をさす事業者が多いのが実情です。

あとでまとめてやろうとするから大変なのであって、制度をきちんと理解して、発生した都度準備をしておくことが大切です。

業者からの納品が間に合わずに、補助対象から外れてしまった

制作や工事を外注する場合に多いのですが、業者が約束の納期を守れずに、補助対象期間を過ぎてしまったケースです。

一定の基準に従って運営されていますので、こうした不測の事態であっても、要件に当てはまらない(当該ケースでは、補助対象期間に納品されない)場合は、問答無用に補助金の支給対象外とされます。
これから依頼をする場合は、事前に念を押して進めることが重要になってきます。


このようなお話を聞くたびに、事前に相談をしていただければ、、、、と支援する側としては、残念でなりません。

※私の場合は、補助金をもらうまでのサポートを原則としており、定期的に各種書類の準備をフォローするようにしていますので、特に前者のケースになることは少ないです。

制度をきちんと理解し、事業開始から準備を徹底していくことが大切です。

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