8月31日に、経済産業省から2019年度予算の概算要求が公表されました。
あくまで予算要求の段階であるため、本会議にて決定されるまで確定、ではありません。
したがって、動きを予測しておけることには違いないのですが、確実性のある情報ではありませんので、予めご理解ください。
ものづくり補助金
「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業」
生産性向上等に向けた支援措置を切れ目なく継続的に講じるため、従来補正予算で講じられてきた「ものづくり補助金」を当初予算化。
当初予算では、100億円と過去の公募に比べると予算規模は小さいのですが、
1000億円あった補正予算分がまったく0になる、ということは考えにくいので、平成30年度補正予算として上乗せが期待できるのではないでしょうか。
小規模事業者持続化補助金
過去に、「小規模事業対策支援推進事業」、「小規模事業者支援パッケージ事業」などで小規模事業者持続化補助金の予算が組まれていました。
今回の予算には、「地方公共団体による小規模事業者支援推進事業」のなかに組まれるのではないか、と推測しています。
「自治体連携型持続化補助金」
地方公共団体が商工会・商工会議所等を活用しながら、小規模事業者等に対して、経営計画を作成する取組や、その経営計画に基づき販路開拓に取り組む費用を支援する。
「自治体連携型」、「地方公共団体による」という記載があるように、多少、要件が変わるようなことが推測できます。
事業承継補助金
事業承継に関しては、①事業承継・再編・統合等による新陳代謝の促進という、最優先事項として取り上げられています。
昨年度と同様に、「事業承継・世代交代集中支援事業」で、事業承継補助金が公募されることが推測されます。
なお、事業承継補助金は、「経営者交代タイプ(I型)3次公募」ならびに「M&Aタイプ(Ⅱ型)2次公募」が9月3日から9月26日まで公募されています。
創業補助金
今回は「地域創業機運醸成事業」として、記載がありました。
創業希望者に対する創業支援、創業無関心者に対する創業普及啓発(創業機運醸成)、潜在的創業者の掘り起こしや起業家教育等を行う。
年々予算が小さくなっていて、今回は5億円の予算要求です。
IT導入補助金
記載はありませんでしたが、補正予算等で公募される可能性が高い補助金として、記載しておきます。
なお、IT導入補助金に関しても、11月中旬まで3次公募の受付がありますので、
IT導入を検討の事業者様は、今年度の補助金制度を利用することができます。
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