持続化補助金のダメな例 〜HPを作る、だけ

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今回は、持続化補助金で最も取り組み事例が多い(と思われる)ホームページを作る事業者の例を紹介します。

ホームページを作る、という取り組み自体は、補助対象経費としても適切ですし、採択事例もかなり多いため、問題はありません。

しかし、同じホームページを作る、という計画であっても、採択されない事業者がいます。
採択されない事業者は、なぜ採択されないか。

それは、ホームページを作る、だけの計画書だからです。
(もちろん、これだけが原因とは限りませんが)

なにがいけないか、わかりますか?

昨今、世界中で10億近いサイトがあり、おそらく日本でも相当の数があると想定できます。
近隣の同業他社を見てみても、ホームページを持っているお店や企業も多いことでしょう。
そのような状況から、あなたのお店、会社のホームページを探し出すのは至難の技で、ホームページを作るだけでは、誰も気づいてくれません

ホームページを作るだけでは誰も気づいてくれない
 =ホームページを見てくれない
 =売上に繋がらない
 =補助事業としての要件を満たしていない
 →不採択
となるのです。


ホームページ作りました、と知り合いに伝えるだけでは、その数はたかが知れていますし、DMなどを使って既存顧客に伝えるとしても、新規客の獲得に繋がるまでには至りません。
では、新規客をホームページで獲得する計画書にする(実際に顧客獲得できるようになる)には、どうすればよいでしょうか。

1つの方法としては、Web広告です。
お金を使って広告を掲載して、多くの人にホームページを目にしてもらう機会を増やすのです。
Web広告のよいところは、やみくもに広告を出すわけではなく、特定のターゲットに限定をすることができるため、余計な広告費用は発生しないところです。
検索時に広告が表示されるppc広告やfacebookやInstagramといったSNS広告が考えられます。

もう1つの方法としては、継続的な情報発信によって検索されやすくする、ことです。
検索されやすい、とは、Googleなどで検索した場合に、あなたのサイトが検索結果の上の方に表示されることです。
検索結果に上位表示されれば、クリックされることも増えるため、売上に繋がる可能性が高まります。
これをSEO対策、といいます。
継続的な情報発信、ということは、先にもお伝えしたとおり作って終わりにしてはいけない、ということです。

売上に繋げるためには、ホームページに来た見込み顧客が、その後に来店や問い合わせをしてくれるようにしなければなりませんが、
これはまた別の機会に書きたいと思います。

このような取り組みを行ってはじめて、ホームページが見込み顧客の目に触れることになります。
ホームページを作るだけでなく、たくさんの見込み顧客が目にする機会を作る、ことも計画された記載があってはじめて、審査員に評価してもらえます。

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